RPAにプログラミンには不要?
こんにちはHiro’sblogのhiroです。
「RPAにはプログラミングは不要」という説明はネットの広告などでよく見かけますが、本当にプログラミンは不要だと思いますか?
結論を言ってしまえば、
「プログラミングの知識は不要でも、プログラミングの考え方は必要」
というのが答えになると思います。
RPAのロボットを作る手順としては、
1. 業務手順を明確化する
2. 明確した業務手順にそってロボットを作成する
至って簡単のようにも思えますが、業務手順にそってロボットを作成する際に、必要な考え方に「変数」とか「条件分岐」や「繰り返し」というのがあります。
ここで「変数?」となった人は、おそらくRPAのロボットを作る際、多少プログラミング的な考え方を学んだ方が良いですよ。
プログラミングで「変数」というのは、データを出し入れする箱のような存在ですが、RPAのロボット作る時にもときどきでてくるプログラミングの考え方になります。
変数の使い方の例として、消費税の計算を考えてみましょう。
ここに1つ100円のミカンがあるとします。(ちょっと高いですが・・・)
このミカンを購入しようと思えば、100円に消費税率をかけ算した金額を足した金額が実際に購入する時に払う必要がありますね。
つまり、計算式としては100円+100円×消費税率、となります。
以前は、消費税が8%だったので、計算は100円+100円×8%=108円が消費税を加算したあとの金額でした。
ですが2019年10月からは消費税が10%になったので、100円×10%=10円が消費税として加算され、合計は110円になりました。
100円+100円×10%=110円
消費税率が変わったことで、最終的なミカンの値段は変わってしまったわけですが、計算式としては、100円+100円×消費税率ですよね。
つまり、消費税率という箱を作っておけば、あとはその中身(税率)を変化させるだけで、最終的なミカンの値段を求めることができます。
今は、ミカンだけの話でしたが、これがもしメロン、スイカ、リンゴ等のあらゆる商品について税率を変えた計算式にするとしたら大変ですよね。
そこで、変数という箱を使うわけです。
仮に変数の名前をXとしましょう。
そして、500円のメロン、300円のスイカ、200円のリンゴがあった場合、それぞれを購入するための金額は、
メロンが500円+500円×X
スイカが300円+300円×X
リンゴが200円+200円×X
とすれば、あとはXという箱に消費税率を入れるだけで購入する時に払う金額を求めることができますよね。
まあ、ちょっとかなり端折った説明になりましたが、要するにRPAのロボットを作る際にも、こうしたプログラミングの考え方が必要になる場合がでてくる、というわけです。
じゃあ、RPAのロボットを作るためにはプログラミングの勉強が必要になるか?と言えば、それは必要ありません。
どういう事?
あとは、慣れです。
かなり適当な言い方になってしまいましたが、大事なのはRPAのロボットをいきなり作ろうとするのではなくて、まず遊び心を持ちながらいろいろと触ってみることが良いのではないかと思います。
初めてスマフォを触った時は、あまり使い方が分からなかったけれど、触っている内になれてきて、いろいろと使えるようになった、という経験はないでしょうか?
それと同じです。本当に同じです。
そしてあえて言うならば、プログラミングの基礎を少しだけかじってみるとさらに良いでしょうね。
かじるっていうのは、勉強するっていう事ですが、本当に基礎の基礎だけで大丈夫です。
期間にして1週間もあれば習得できると思います。
プログラミングのややこしい内容は特に覚える必要もないので、早い人なら1週間もいらないと思います。
RPAにはプログラミングは不要?についてのまとめ
RPAにはプログラミングは不要だし、ノンプログラマーがロボットを作成できるのも本当だと思います。
ただし、RPAでいろんなロボットを作成していくうえで、プログラミングの考え方も必要になる場合もあります。
つまり、RPAのロボットを作る時は全くプログラミングの世界と無縁ではないということですね。